北海道十勝新聞教育研究会へようこそ!


本年7月30・31日に、4回目の全国新聞教育研究協議会・全国大会を十勝帯広で開催いたします。本研究会に温かいご支援とご協力、ご理解により大会開催に至りましたことに、心よりお礼申し上げます。

学校で学んだ知識を「生きた知識」として、実生活や実社会と関連を図ることが重要と言われています。その取組から、学ぶ楽しさを感じ、自ら学ぼうとする意欲が醸成されるからです。しかし、ともすれば学校は性急に答えを求め、正解を出せればそれでよしという面を持っています。ところが、社会においては、課題の解決を考えていかないと成り立ちません。この「学校=正答主義」と「実社会=課題解決」のギャップを埋めるためには、問題解決を促すツールが必要だと思います。私は、新聞もその学習ツールの一つと考えています。新聞は教科書と違いますから、やり方や答えは書いていません。ただ、社会問題を解決するアイデァや手がかり等の情報にあふれています。新聞を活用して、社会問題や地域課題を解決しようと考えることができます。プロ記者の現地取材による事実と解釈を凝縮した執筆。新聞を広げると他の記事も「見えてしまう」という良さ。それらを自分の持っている知識とつなぎ合わせることで、実社会とのかかわりに迫れるものと考えます。そこで今回の大会主題を、「実社会とのかかわりを意識した新聞教育~新聞のよさを生かした授業づくり~」と設定しました。

この十勝帯広大会は、新学習指導要領移行措置のまさに真っただ中に開催されます。その意味において、新聞記事を活用した学習では「考え議論する」ことや地域社会との接続を意識したインタラクティブな授業が期待されるでしょう。新聞づくりの学習では、単なる「学習のまとめ」としてではなく、授業の振り返りや学んだことを発信するリフレクションの機能を生かすことが求められるでしょう。いずれにしてもその基盤となるのは、確かな学級経営とゆるぎない学習指導です。指導力の向上と授業のスキルアップが、公開授業と実践発表の肝と考えています。

 

全国新聞教育研究協議会の宝は「人のつながり」と言われています。若手教師からベテラン教師、管理職、OB、新聞関係者が手を携え、十勝帯広で開催された過去の大会のような暑い夏を再現し、熱気あふれる研究会にしていきたいと考えます。皆様方のご参加を心待ちにしています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

           2019年3月 北海道十勝新聞教育研究会 会長 野上 泰宏